私が
Z1000を選んだ理由の
半分ぐらいが
スタイリングです。

ですが、
少々ノーマルではもの足りない、
気にいらない、
という点は出てくるものです。
そんな中で
今回ピックアップするのは
ヘッドライト
カスタム加工です。

 

ヘッドライト片方切れてるよ?

とある日、
通勤途中に
上司の車の後ろに
信号待ちで並びました。

会社に到着するなり上司から
「ヘッドライトの球片方切れてるよ。」
の一言。

Z1000は片方ロービーム、
片方ハイビームなので
切れているわけでは
ありません。

ロービームで走っているだけです。

ただ、
言われる通り
切れているように見える・・・

他の片方だけ
ロービームのバイクは
そう見えないのに
なぜZ1000は?

なぜなのかを
自分なりに考えてみると、
ヘッドライトデザインが
一体で、
中仕切りもなく
左右対称なのが
原因じゃないのか?
という点に行きつきました。

 

これが気になりだしたら
夜も眠れませんw

なにか良い方法は無いのか?

ハイビーム側を
スモークフィルムでも
貼るか?

テープLEDで囲って
ヘッドライトの形を
強調してみるか?

長めのLEDを
ポジションに刺せば
中仕切りみたいに
なるのでは?

試した結果

ヤングコーン
みたいでダサい。

 

いろいろ推察しましたが
ピンと来るものが
ありません。

そこで社外品がないのかな~?
と探していると

プロジェクターにするタイプ
のヘッドライトキットを発見!

AxxL http://www.axxl.jp/

<バックステップ、ブレーキホースはこのショップでお世話になりました>

 

これ!ええやん!!

価格もやすいな~って思ったら、
注意書きに

ヘッドライトは付属致しません。
取り付けはヘッドライトを
分解する作業が必要になります。

 (;・∀・) 中身だけか・・・

ただ、
これであきらめる私ではありません。

 

左右非対称ライトにしよう

ここから着想を得た私は
オリジナルヘッドライト制作に
踏み切りました。

中身だけなら
汎用のプロジェクター化キットが
出ています。

これを使えば、ええやん!

目的は
『球切れに見えないようにする。』
なので左右非対称に
してしまえばよいのです。

早速1個だけ購入。
私は
ダブルCCFL(イカリング)付きの
ものを選びました。

これは
バルブ穴を利用して
固定するので、
ヘッドライト内での
脱落の心配もなく、
うまくいきそうです。

ベースになる
ヘッドライトが必要なので
程度の良い
純正ヘッドライトを
ヤフオクで購入。
早速分解します。

 

ヘッドライト分解

ヘッドライトを分解するには
まず、
固定につかっていそうな
ネジ類を外します。

ここで
光軸調整用ネジとかを
ばらしちゃうと組み立てるのが
面倒ですし、
うまく光軸が合わなくなるので
気を付けましょう。

そして暖めます。
かなり暖めないと
ヘッドライトの接着剤は
柔らかくなりませんので、
写真のような
暖房部屋を段ボールで作ります。

これがダンボー室。

 

取っ手穴やふた部分は
しっかりガムテープでふさぎ、
ドライヤーを差し込む穴を開けて
ドライヤーをブッ刺します。

ヒートガンでもかまいませんが
直接風が当たると
熱でヘッドライト自体が変形
してしまう可能性があるので
注意が必要です。

この後、
上のふたも閉めて
ガムテープでしっかりふさいで
30分ほど暖めます。

この後作業にかかる前に
軍手など手袋をしてかかりましょう。

メッチャ熱いです。

下に段ボールや
毛布を敷いておくと
傷を気にせず作業しやすいです。

ふちにマイナスドライバーや
内装はがし工具を
差し込みながらこじっていきます。

このあたりは勢いも大事ですが、
慎重さも必要です。

あまりに硬いと思ったら
ネジ類が残っていないか
確認しましょう。

かといってグズグズしていると
冷えて接着剤が固まってきます。

そうなったら
またしっかり暖めましょう。

 

外れました。
私はここでもうひと手間。

インナーパーツを
ブラックアウトしました。

塗料は
艶消しブラックの耐熱スプレー
です。

ただし、
メッキの上は密着が悪く、
メッキをはがして塗装しました。

そして
メッキをはがすのは
非常に苦労しました・・・

マイナスドライバーで
ガリガリやって、
ペーパーあてて・・・
ほかに方法が思い付きませんでしたw

同じ方法をとる人は
防塵メガネなどで目を保護
してください。

 

仮組をしてみます。
この時点で
リフレクターの部品や
インナーパーツなど
当たる部分を
サンダーやヤスリで
削って微調整します。

 

レンズカバーをかぶせて、
再びダンボー室で再び30分ほど暖め、
しっかり押し込みます。
湯気のくもりは
後でバルブ穴から蒸発して消えるので、
この時点では気にする必要ないです。

 

ヘッドライトの周りを
ぐるりと一周
バスコーキング(黒)
でコーキングして完成~

 

装着!
ブラックアウトも相まって
カッケェー!!

 

使用前、使用後。

 

CCFLもバッチリ点灯!

センターの
ポジションバルブは
その後取り外しました。

 

かなりお気に入りです (^^♪

 

ノーマルと同性能

同じD型 Z1000に乗っている人は
気づいたかもしれませんが、
プロジェクターランプは
ハイビーム側
にしました。

これは汎用品だと、
どうしても
性能の劣る可能性が高い
と考えたからです。

外観はがらりと変えつつもノーマルと同じ性能。
コレ最高

ちなみに
私が使ったプロジェクター化キットは
H4のHi/Low
切り替えが可能なタイプでしたので
取り付けの際にはアクチエーターと
中身の遮光板を取り外しました。

他車種でも応用が利きますので、
参考にしてみてください。

最後まで読んで頂き、
ありがとうございます。