AGです。
PCXでサーキットを走り
ライディングテクを磨こうと
がんばっていましたが・・・
やはり
マニュアルミッションの方が
練習になるだろうと
いろいろ検討した結果
タイ仕様のグロムを
新車で購入しました。
なぜJC92グロムにしたのか?
サーキット走行をメインに考え
様々な車種を購入検討しました。
ミニサーキットでの走行が
中心になると思うので
125cc以下の12インチサイズモデル
に絞り込み下記の車両を探しました。
予算は30万円前後です。
- NSR50/80
- TZM50R
- エイプ100
- XR100モタード
- NSF100
- グロム(旧型/HRCモデル)
- グロム(新型)
NSRとTZMは昨今の
2st車両価格高騰で
ある程度の金額を出しても
ボロ車両ばかり。
補修にお金がかかるだけでなく
部品が手に入るかどうかも
わからないという事は
NSR250Rで身に染みています。
エイプとXR100モタードは
元レーサーとして
仕上がった車両も多く
最後まで迷いましたが
こちらも年式の割に
お値段が釣り合わない印象でした。
NSF100は市販レーサーなので
メンテナンスの頻度と
パーツ供給に不安がありました。
最後にHRCモデルを含めた
旧型グロムですが
ミッションが4速である点が
引っ掛かったのと、
思ったよりも中古車が
値落ちしておらず
並行輸入の新車グロムとなら
大きな価格差はありませんでした。
そんなこんなで
新型グロムのタイ仕様に決定。
あと、タイ仕様の新型グロムは
国内仕様にはないカラーと
サーキット走行では
誤作動もあるというABSの
非装備モデルがあったのも
決め手となりました。
というわけで
グロム納車ぁ!!
国内仕様とタイ仕様(並行輸入車)の違い
大きな違いはカラーと
仕様だけだと思います。
まずカラーリングは
日本国内仕様である
シルバーとブラックに加え
ブルーとレッドがあります。
日本国内向けには
ABS付きしかありませんが
タイ仕様には
ABS付きと無しの仕様があります。
ABSなしグレードは
フロントフォークの
アウターカバーがシルバー
(国内仕様やABS付きはゴールド)
リアサスのスプリングの色は
ブラックです。
(国内仕様やABS付きはイエロー)
ただ、
ヨシムラが公開している
パワーグラフ
(グラフの比率が違うのでわかりにくい)
を重ねてみると
タイ仕様の方が若干
パワーもトルクもあると
確認できました。
マフラー交換後も違いが出ているので
マフラーだけの違いではなさそうです。
それから、正規輸入車ではないので
もちろんメーカー保証はありません。
何らかのリコールが出ても
自費で対応になります。
私の場合業販で購入したので
購入先からのサポートや保証も
基本的にはありません。
一般購入した場合はサポートや
保証などしてくれるはずですが
お店によって対応は異なるので、
並行輸入車、逆輸入車を
購入する場合は最低限、
修理や部品取り寄せなどの対応を
ちゃんとしてくれるか?
購入先で必ず確認しておきましょう。
※2022年1月追記
シート下にバッテリー電源や
ACC電源が取り出せる
サービスコネクターが
日本国内仕様にはありますが、
タイ仕様にはありません。
また、ENIGMAなど一部の
インジェクションコントローラーが
タイ仕様では今のところ未対応です。
グロムの納車整備
今回グロムの購入は
知り合いを通して
業販してもらったので
未整備の状態で納車されました。
並行輸入車の業販なので
完全に無保証。
新車でもエンジンかけるまで
内心ドキドキです。
とりあえずエンジンをかけるための
整備を始めます。
まずはバッテリーの充電。
普通新車のバイクは
バッテリー液は注入されず
付属していますが
このグロムはバッテリー液が
注入された状態で積んでありました。
取り外してみると
ターミナルが白く錆びています。
真鍮ブラシや紙やすりを使って
錆びをとって
再充電しておきました。
余談ですがバッテリーサイズは
NSR250Rやシャリィと同じでした。
ガソリンを入れます。
キャブレター時代のバイクは
この後キャブレターの
防錆剤をドレンから流さないと
いけませんが、
FIではこのままエンジンかけちゃいます。
無事エンジンはかかりました。
ヨカッタ、ヨカッタ
デジタルメーターなので
完全に0kmからのスタートですね
ランプやホーンなど
補器類を点検したところ
リアブレーキを踏んでも
ブレーキランプが点灯しなかったので
スイッチを調整して
点灯するようにしました。
タイヤ交換
グロムはサーキット走行用を
メインとして購入したので
ノーマルタイヤは初めの段階で
ハイグリップタイヤに交換します。
まずはスタンドをかけようとしたら
フロントスタンドの
手持ちのアタッチメントでは
とどきません。
J-TRIPのスタンドを使用する場合は
グロム専用のアタッチメントが
必要でした。
これでとどくくように
なりました。
タイヤを前後外しました。
若干カスタムが進んでいますが
これについては別記事にて。
グロムのタイヤサイズは
フロント;120/70-12
リア:130/70-12
というサイズなのですが
このサイズでハイグリップタイヤは
なかなか見つからず
レースでもサイズを変更して装着
しているそうです。
ただ、調べてみると
DUROという台湾のタイヤメーカーが
グロムのノーマルサイズで
サーキット向けのタイヤを
販売していたので
インプレも兼ねてこちらを選びました。
DURO X01というタイヤで
日本ではミニモトから発売されており
DM1218という名前で売られています。
すごくレーシーなパターンです。
雨の日はヤバそうですが…
手組みしようと思いましたが
思った以上にビードが硬かったので
タイヤチェンジャーを知人にお借りして
タイヤを交換しました。
外したついでにブレーキパッドを
面取りしておきました。
グリスアップ
タイヤを外すとき
アクスルシャフトに
一切グリスがついていないのが
気になりました。
ホイールには
ベアリングが入っているので
潤滑する必要はありませんが
このままだと錆びやすい状態です。
なので薄くグリスを塗っておきます。
チェーンもすでに
若干サビが出ていたので
タイヤ取付後グリスアップ
しておきました。
タイヤ、ブレーキを組込み
着地させてトルクをかけます。
- フロントアクスルは54N-m
- リアアクスルは59N-m
- フロントブレーキキャリパーは30N-m
海外生産バイクの場合
初期状態ではこのあたりの
トルク管理が雑なので
取り外しはしなくても
一度緩めて締めなおす方が
良いようです。
ナンバーを取り付けて
ひとまずこれで
慣らし運転が開始できます。